もともと運動能力に劣ると言われているスコティッシュフォールド。ましてや毛の長いタイプはさらにおっとりタイプのようだ。どうも後ろ足のバネの力不足が顕著で、跳躍力に自信が持てないようだ。時として椅子の座面に飛び上がることも難しく、前足の力だけで「よじ登る」ワザを見せる。ところが追いかけっこで遊んでいると、軽々と椅子、食卓の順に飛び上がっていく。寝起きはカラダに力が入らないのか跳躍をためらうのだが、いつも寝起きのようなものだから、「お前は猫か?」と思うほどに飛び上がらない。「手を貸して…」的な目線でこちらを見たりする。
それでも遊ぶのは大好きで、どういう加減かよく分からないが突然にように走りだしたり、床の上に四肢を投げ出して寝転んだりする。椅子の上で寝転ぶことが特に多いので、目の前までヒモや猫じゃらしをで持っていくと、だるそうに、でもまんざらでもない「ゆるい」感じで反応してくれる。立ち上がるわけでもなく、床に降りるわけでもなく、両の前足で空気をかき回すようにヒモを追いかける。それはそれでこちらとしても動かずに済むわけだから、楽しく遊ばさせていただいている次第だ。
それから、寝るところも選ばない。ま、本人が一番気持ちの良いところで寝ているのだろうけど、暑くなって洗面のボウル内で寝ているのを見た時は驚いた。タイル素材がひんやりとして気持ちいいに違いない。

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