とある日、日本橋界隈を散策していたら、ちょっと変わった建物に出会った。安っぽいアルミの引き戸の上に変色気味の金箔文字で「三光園」とあった。どうやらアパートらしい。そのアルミ引き戸の横並びに2〜9までの番号が書かれた木製のガラス戸が並んでいる。ここがアパートの各部屋の入り口だろうか。2階の窓の位置と比べて不自然な配置である。今はもう使われていないようだ。ガラス戸に数字が書かれていなければ、通り過ぎていたに違いない。それだけガラス戸の数字はインパクトがあった。それにしても、この数字はいったい何だろう。1枚だけ写真を撮っていたのだが、また行ってみなければ…と思っていた場所だった。
ふた月くらい経ったある日曜日、もう一度訪ねてみた。すると下の写真のごとくである。「おいっ、何すんねん!」と心の中で声を荒げてしまった。なるほど大阪的にも見えるが、貴重な大阪好奇心遺産の候補が台無しだ。店舗として改装中なのだろう、看板には「道草」とある。何屋さんになるんだろうか。返す返すも残念である。上の写真のように一枚で写すこともできたのだが、ものは試しと部分撮りして合成してみた。大阪好奇心遺産の候補としては価値半減だから、ヤケクソでつくった。おそまつ!

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